2006年06月24日

半分の月がのぼる空

半分の月がのぼる空―looking up at the half‐moon

【ラノベ】半分の月がのぼる空
著:橋本紡 出版:メディアワークス

入院先の病院で知り合った里香はとてもわがままな女の子。
振りほどくことはできなくて、僕はいつも彼女に従っていた。
図書館で本を借りてきてあげたり、ジュースを買ってきたり……。
そしてある日、里香は屋上で告白してきた。「あたし、たぶん死ぬの」と。




※以下ネタバレ



ずーっと気になっていた病院が舞台の純愛ボーイ・ミーツ・ガール。
ヒロインは心臓が弱く、小さい頃から入院生活を送っています。
性格はワガママ。ツンデレ系かな。

私にとってはお初になる橋本さんの作品。
名前は度々拝見していたのですが読むの遅くなってしまった。

病院が舞台であるため「死」という言葉が非常に近いところにあります。
主人公とヒロインの父親が既に死んでいるというのもあるし、
何よりヒロインは手術も難しい身体で「死は隣人」とまで言っているので
なおのこと強く、そう感じるのかも。
けれどこの作品が与える「死」のイメージは「怖い」というよりも、「切ない」です。
登場人物の誰もが「死」をそばに感じ取っているのに
みんな温かくて優しい、そして一癖も二癖もあるようなキャラばかりなんです。
だから日常シーンではどこにでもありそうな風景に心が安らぐ。
その反面、「死」について考えるシーンでは……切なくなるんですね。

大きな展開はありません。静かにゆっくり、時が流れていきます。
ある人にとってはそれは「死」に近づいていることを意味します。
そんな中みんな一生懸命生きて、青春してます。
私達が生きる現実の世界とここら辺は一緒ですね。

とても丁寧に描かれているぶん進みがゆったりしているので
1巻だけでは満足できない人も多いかもしれません。
posted by おじょう at 00:00| Comment(0) | TrackBack(3) | ラノベ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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半分の月がのぼる空
Excerpt: 手を出してみた。 同じ電撃系の秋山瑞人(イリヤの空)系から不可思議な要素を除いた感じ。 ボーイミーツガールが無くならないのは、それだけ愛されているからなんだろうなぁ。 とか思った。
Weblog: Alles ist im Wandel
Tracked: 2006-06-25 02:05

半分の月がのぼる空 橋本紡
Excerpt: イラスト:山本ケイジ。電撃文庫。 第4回電撃ゲーム小説大賞金賞を受賞デビュー。主な作品「バトルシップガール」「毛布おばけと金曜日の階段」「リバーズ・エンド」「半分の月がのぼる空」(以上電撃文庫)..
Weblog: 粋な提案
Tracked: 2007-02-05 04:09

橋本 紡 「半分の月がのぼる空−looking up at the half−moon」 
Excerpt: 半分の月がのぼる空を遂に買ってしまいました。谷崎亜希子のやんきぃぷりや秋庭里香の某弱無人の我侭ぷりを十\分堪能\できました。
Weblog: ゼロから
Tracked: 2007-03-22 06:15
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