2006年04月25日

学校の階段

学校の階段

【ラノベ】学校の階段 著:櫂末高彰 出版:エンターブレイン

階段部、というクラブがある。
坂の上に建てられ階段の多い校舎を利用し
3種類ある階段での熱いレースと階段掃除を行う。
校内を走り回るためほとんどの生徒から煙たがられている。当然非公認。
最初ははた迷惑な部だと思っていた神庭幸宏もいつしか階段レースの虜になり……。




※以下ネタバレ



恐らくガッコウノカイダンという音で「怪談」と勘違いされる方も多いと
思いますが、「階段」です。ホラーではなくコメディ。そして青春。学園。
また、「階段で独自のルールに則ったレースを繰り広げる」という
ストーリーだけを聞くとそれ程期待しない方も多いかと思いますが、
ところがどっこい。読後には皆様こう思われるでしょう。
「王道。だけど意外と面白い」

設定は超ベタで、最初は嫌がっていた幸宏も階段部に入部しますし、
生徒会とは敵対してるし、生徒会と対決する事件も起こるし、
そして対決の末他生徒に認められて生徒会に勝ちます。
誰もが簡単に予測できる展開でしょう。
くわえて4姉妹の従姉妹と暮すというエロゲ要素もあり。
あまりの捻りのなさに「本当に面白いのか」と疑いたくなる気持ち、
よぉ〜く分かります。でもね。面白いんですよ。
鬱展開も仲間の裏切りも死もヒロインの絡みもレイプもなく、
本当に心の底から安心して楽しめます。

そんでもって、熱いです。「階段を使ったレース」なんて
陳腐に聞こえるかもしれませんが奴らは本気です。
3種類あるレースにはそれぞれ特徴があって、
部員によって得意・不得意があります。
当たり前なようですが、それをきちんと書き分けられているからスゴイ。
それに一人ひとり階段の使い方が違うのも個性が出てていいですね。
壁を使う人、誰も使えない技を編み出す人、機械で精確に分析する人……。
「なるほどな、そういう工夫があったか」とつい階段レースを
頭でシュミレーションしていたらあなたも立派な階段部です。オメデトウ。

言葉やキャラクターの過去に深い意味を求める人には向いてない。
ただ単純に馬鹿やって、でもそれがすっごく熱くて……。
そういうのが好きな人には堪らない作品です。
posted by おじょう at 00:00| Comment(0) | TrackBack(1) | ラノベ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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学校の階段 (1) 感想
Excerpt:  【名】 学校の階段 第01巻  【籍】 ファミ通文庫  【著】 櫂末 高彰  【絵】 甘福 あまね + Amazon + BK1 +  【参考】 電撃文庫人気投票 http..
Weblog: しばいてぃてぃ ライトノベルレビュー・書評・感想・人気投票
Tracked: 2006-06-09 19:49
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