2006年04月20日

マルタ・サギーは探偵ですか?

マルタ・サギーは探偵ですか?

【ラノベ】マルタ・サギーは探偵ですか?
著:野梨原花南 出版:富士見書房



名探偵を名乗りながらマルタ・サギーは推理をしないし、できない。
あるのは1種類だけがそろったカードと、
事件を強制的に終結させる力だけ。




※以下ネタバレ



まずタイトルに惹かれますよね。「マルタ・サギーは探偵ですか?」
って、聞いちゃってんの、読者に。知らねーよ。
さらにあらすじを読んでみるといくつかの疑問が浮かびます。
マルタ・サギーは本名ではない。
職業は名探偵。だけど推理はしない。できない。
「事件を強制的に終結させる力」にはどうもカードが関係しているらしい。
……いったいどういう意味なのか。考えてもサッパリ想像できない。
だったら読むしかないじゃーん、という流れがあって読書開始。

1巻、薄ッ!!! 約200ページ。余裕で1日で読めるし。

異世界ものかと思いきや、主人公・鷺井丸太はれっきとした日本人。
それじゃあ異世界召喚ものなのかと聞かれると、うーん。
それもちょっと違う。
彷徨っている内に不思議なコンビニに辿り着き
そこのトイレがあるはずの扉を開けると異世界に繋がっていたりしますが
その後妙な時間差もなく無事に日本に帰れます。
キーとなっているのは、一枚一枚に力が宿っているらしいカードの存在。
しかも丸太が手に入れたのは名探偵のカード。だけ。
いっぱいあるそれはどうも公式のものではないようで、また、
命を狙われるほどの特殊カードでもあるらしい事が分かります。
むしろ、そこまでしか分かっていません。現時点では。
というのも、このカードバトルを主催している「もの」を
名探偵の力を使って調べようとしたところ
コンビニトイレから繋がっていたのとも別な世界に飛ばされるからです。
カードのことを詳しく教えてくれた男・アウレカとも離れ離れ。
カードとはなんなのか。なぜ飛ばされたのか。アウレカは無事なのか。
何も分からないまま丸太はマルタ・サギーとなり、
カードを駆使して名探偵として働くことになるのです。

カードを使った推理、という発想が面白いですよね。
まだまだ分からないところも多いですが
それはおいおい解かれていくのでしょうか。
それとも本編開始前に連載されていたという短編を読めば分かるのかな?
ちなみに短編を飛ばしていきなりこの本編に入っても
もちろん弊害なく楽しめます。

ちょいBL臭い感じがしないでもないですが
あとがきでは作者さんもパンチラ要員の必要性を感じておられます。
きっと、行く行くは……!

視点が突然変わるところがいくつもあって、そこはわかりにくかった。
けどこの作者さんって10年以上小説家業やってらっしゃるんですよね。
初歩的ともとれるこんなミスをどうしてするのだろう。
癖? それとも演出なんでしょうか……。
一人称と三人称が混ざったようなト書きは近頃よく見かけますが
この方の文は中でも変わっているような気がします。

本格ミステリー好きのかたには違和感のある設定かもしれません。
趣向を凝らした、一風変わったミステリを読んでみたい。
けど、時間がないのでさくっと読みたい。
そんなかたにオススメの一冊です。
最後にはダラダラ生きてる今時少年の丸太に惚れること請け合い☆
posted by おじょう at 00:00| Comment(1) | TrackBack(2) | ラノベ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして。りると申します。
bk1のTBから来ました。

>視点が突然変わるところがいくつもあって、そこはわかりにくかった

そーなんです、分かりにくいんですよね〜。
癖なんでしょけど、直してやれよ編集!!と思いました。
会話とかは楽しかったし、パンチラ要員は是非動員して欲しいけど(笑)。
では、お邪魔しました…。
Posted by りる at 2006年12月22日 01:51
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

『マルタ・サギーは探偵ですか?』
Excerpt: 『マルタ・サギーは探偵ですか?』野梨原花南/富士見ミステリー文庫/タイトルとジャケットのお姉さんに惹かれた、完全なジャケ買いです(笑)。初読の読者には親切ではない、という感想でした。でも、書きたいのは..
Weblog: 空夢ノート
Tracked: 2006-12-22 01:48

マルタ・サギーは探偵ですか? 星3
Excerpt: 推理しない名探偵・カードバトル・怪盗・異世界・事件を強制的に終結 ジャンル:カードバトル・ミステリー 富士見ミステリー 作者:野梨原 花南 画:すみ兵 ストーリー ..
Weblog: アイボリッジ/小説感想ブログ版
Tracked: 2007-03-26 15:18
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。