2006年01月22日

悪意

悪意

【小説】悪意 著:東野圭吾 出版:講談社

野々口修は幼馴染でもある人気作家・日高邦彦の変わり果てた姿を見つける。
彼は仕事場で何者かによって殺害されていた。
ショックな事件ではあるが自身も作家の端くれ。
手記という形でまとめずにはいられない。
こうして、野々口修の手記は始まった――。




母親に薦められて読みました。東野さんの作品に触れるのはこれで3冊目。
東野さんは50代間近で私とはかなり年齢的な差があるのですが
文章に癖がなく、作中では良い意味で読者を裏切ってくれて、
非常に読みやすいです。

今回、私がこの作品を読もうと思ったのは、
書き方が独特だったからです。
野々口という男が、殺害された人気作家で幼馴染の日高の死体を見つけ、
こんな事件にはそうそう巡り合えないからと手記を残すところから始まります。
その後、手記と、事件を捜査している野々口の元職場の後輩で
現在刑事の加賀恭一郎の推理で物語りは進んでいきます。
つまり、私達読み手は、ずっと誰かの視点を追って話を読むことになります。

この作品の面白いところはその独特の形式だけではありません。
このミステリーで重要なのは犯人でもトリックでもないのです。
「動機」が重要視されています。
……これ以上はネタバレなのでナイショ☆

ラストも二転三転するので誰も予測できないと思います。
ミステリ初心者さんにもオススメ。ぜひっ。
posted by おじょう at 20:48| Comment(2) | TrackBack(4) | 漫画・その他本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
すっかりミステリー入ってますね!
ラノベ以外のミステリーはほんと、あんま読んでないです^^;;
ダ・ヴィンチ・コードぐらい?
その代わりすごい楽しめましたが。
日本人作家はなし・・・。
Posted by 竜鳥 at 2006年01月22日 21:21
お勉強がてら読んでます(`・ω・´) シャキーン
外国の作家さんはどうも苦手。
翻訳したものって言い方が回りくどいし、
かといって原書で読む気にはなれない。
今年はせめて一人ぐらい読みたいなー……
Posted by おじょう at 2006年01月22日 21:39
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